FIRENZE Ⅱ [★旅 イタリア★]
町中に歴史の足跡と芸術作品にあふれたフィレンツエ・・・
自らが偉人等に扮したストリートパフォーマ-も多く
路地で繰り広げられる歌や楽器の即興もまた一つのいろどり
道路にチョークで絵を描く有名な日本人のストリートアーチストには出会えなくて残念でしたが
こうした多くの大道芸を見られることが、のどかな海辺の港町から都会に来たことを感じさせます
ウフィツイー美術館の人気は素晴らしいもので
ホテルで予約して入場したので待ち時間はなかったものの
場内の混雑は予想通りで、暑さも加わってじっくりと観賞する意欲をそぐほどでしたが
それでも再会した絵に心動かされる瞬間も多々ありました
(場内は撮影ができませんが、窓の外にベッキオ橋を眺めることができました)
そのウフィツィそばにあり革製品の屋台が並ぶ新市場ロッジャ脇にある幸運のこぶた像
鼻をなでると幸運になり、
口の中にコインを入れてそのコインが落ちて下の格子の中に吸い込まれれば、
願いがかない、再びフィレンツエに訪れられるとのこと
6回も入らなかった私はもはやこの町に縁がないのか・・・と落ち込みましたが・・・
(このこぶた像のレプリカは東京駅八重洲地下街にもいますね・・・本物はジャンボローニャの弟子タッカの作)
クーポラや鐘楼に登る代わりに、休憩を兼ねて行ったリナシェンテデパートの最上階のカフェからの眺望には
満足でした
フィレンツエまだまだ続きます
お付き合いよろしくお願いします
ご訪問いただきありがとうございました
FlRENZE [★旅 イタリア★]
フィレンツエを思い出す時、まず思い浮かぶのは中心地からアルノ川を挟んだ対岸の小高い丘
ミケランジェロ広場(Piazzale Michelangelo)からのこの眺めでした
旅には、まだ見ぬ場所に初めて行った時の自分の心の動きの変化を追い求めていくという楽しみとともに
かつて行った場所の記憶を引き出し今の思いと比較するという楽しみもあります
自分の中にあったイメージ フィレンツエ色と目の前の景色が一致した瞬間でした
一方こちらは今回初めて行った、ミケランジェロ広場から少し登った場所にある聖ミニアートアルモンテ教会
1200年代に建てられたフィレンツエの教会の中では古い部類に属し
ビザンチン様式の影響が残るファサード、ロマネスク様式の簡素ながらも美しい内部は
偉大なフィレンツエの存在ドウモに比べると つつましやかなたたずまいがかえって心に残りました
続きます
ご訪問いただきありがとうございました
CHINQUE TERRE monterosso 朝の海辺 [★旅 イタリア★]
散歩の途中でおつまみに出ておいしかったカッぺリ 店の方は花だと言っていましたが 多分それらしきものを発見しました・・・
なんだか名残惜しいですが次に向かいます
チンクエテッレ それぞれが似ているようでもあり、でもまたそれぞれに特徴もあって
人口が多い町でも2000人には届かない規模の素朴な集落
荒れた急斜面にブドウ畑を作った苦労から生まれたご当地ワインシャケトラなどの産物もあるものの、
今は多分観光業が主な収入減となっているんでしょうが、
だからと言って商魂たくましい感じがするわけでもなく、いわゆる観光地化した雰囲気が濃いわけでもなく
決して洗練されているとはいえないものの 暮らす人が皆穏やかなせいなのか荒れたすさんだ空気とは無縁の
安全でのんびりとした雰囲気が、積み重なる建物の抑え目なカラフルさとともに心に残った場所でした
海辺で水や光ととたわむれるという楽しみだけでなく、船で沖から街の景観を眺めたり
それぞれの街をつなぐハイキングコースは、海を望むかなり本格的なもののようですし
海の産物のごちそう、入り組んだ町の路地裏の雰囲気など魅力がいっぱいです
フィレンツェからの一日バスツアーなどもあるようですが・・・ゆっくり滞在をお勧めしたいと思います
今回感じたのはそんなチンクエテッレの良さのほんの一角だと思いますが、それでも充実した時間となりました
そんな思い出とワインやカッぺリの瓶詰など買いこんで重くなったカバンを引きずって
モンテロッソ駅からフィレンツエ目指して列車に乗り込みます
指定も何もない普通列車ですがコンパートメントの車両です
ピサで乗り換え2時間半ほどでフィレンツエサンタマリアノッヴェラ駅に到着です
続く
CHINQUE TERRE Vernazza [★旅 イタリア★]
(最後の2枚はby娘です)
駅から海辺に向かう通りにはお土産屋さんなどが軒を連ね、多くの観光客がそぞろ歩き
海を前にした小さな広場にはパラソルが広がり、手編みのかごのお土産作りをする人がいたり
カードゲームに興じる多分地元のおじいちゃんグループの笑い声が渦巻いていたり
グラスやジェラードを片手にくつろぐ人がいっぱいで
狭い船着場のそばの浜では水着で甲羅干しの人もそれなりにおり
迷路の様な道は急斜面の階段が上へと通じていて
明るい光にあふれてはいるけれど、カラフルなのにどこかくすんだ建物の色のトーンそのままの
飾り気のない、ちょっとあか抜けないような素朴さが印象的なところでした
続く
CHINQUE TERRE Riomaggiore [★旅 イタリア★]
チンクエテッレの中でジェノヴァから見ると一番奥に位置するリオマジョーレ
岸壁に積み重なるように建つ建物,狭い船着場が印象的
ここから隣町のマナローラまでハイキングコース愛の小道を歩きました
青い海が見渡せる気持ちのいい道 愛の小道には愛を誓うカギがいっぱいです
40分弱で隣町が見えてきました
チンクエテッレの移動にはチンクエテッレカードを買うと
モンテロッソからラスぺッツアまでの鉄道が乗り降り自由になり
海沿いの遊歩道 愛の小道の通行料やご当地ワインシャケトラ博物館の入場料が無料になる特典が付き
一日券のほか滞在日数に応じた券があります
このほかここでは各町の間を船で移動する手段もあり、
海上から見ると、狭い急斜面に重なりあう様に建つ建物の様子がより印象的とのことでしたが
今回は滞在中波が高くて船に乗ることはでき無かったので、
それは叶わず残念でした
チンクエテッレカード、
船の情報をはっておきます
http://www.parconazionale5terre.it/5terrecardsnuovo_2.asp?id_lingue=2
http://www.navigazionegolfodeipoeti.it/
続く
porto venere 2 [★旅 イタリア★]
チンクエテッレ モンテロッソでの夜が明けると 翌日も晴れ
ただ、昨日に続き海は荒れ気味で波が高い
ポルトべネ-レに船で行こうと港に来てみると案の定 欠航
仕方がないので、モンテロッソから列車でラスぺッツァまで行き
そこからポルトべネ-レまでバスで向かうことにした
モンテロッソからラスペッツアまでは列車で30分ほど
バス停が駅そばではないため、観光案内所で地図をもらったものの少し迷いやっとバスに乗り込む
ポルトべネ-レまではくねくねと山を登り、坂をくだって30分ほど
やっとお目当てのポルトべネ-レに着いた
カラフルな建物、レストランが軒を連ねる海岸線
岬のヘリに立つ聖ピエトロ教会
バイロンの洞窟
集落の道
集落中腹にある聖ロレンツオ教会
城壁テラスへの道
海岸通りの裏にある旧市街
カラフルな建物が並ぶ海岸線、クルーザーやヨットが浮かぶ港
自然の中に溶け込むように存在する岬の突端の聖ピエトロ教会
荒々しい海岸線の自然(バイロンの洞窟) 素朴な集落の道、聖ロレンツオ教会
城壁から見渡す海の景色 旧市街の趣
どれをとっても今思い出してもその光景がはっきりと脳裏に浮かぶ感じで
日本からの行程を考えると決して楽なアクセスではないということも手伝ってか
とても思い出深く心に残る場所となりました
今はリゾート地として観光がメインのところとなっていますが
かつてはジェノヴァによってピサとの覇権争いをするための要塞として形造られていったという歴史に思いをはせ
できることならここに宿泊してあの岬の突端の教会の夕景や朝のたたずまいを見てみたかったなと・・・・・・。。。
ポルトべネ-レのイメージをコラージュに・・・
数ばかり多くても拙い写真で、良さがなかなか伝わらないと思いますが、少しでも様子がわかっていただければ嬉しいです
時間が許すならもう少しゆっくりしたいところでしたが、次に向かいます
またいったんラスぺツィアまでバスで戻り
そこから列車で今度はチンクエテッレの町の一つ リオマジョーレをめざします
続く
ご訪問いただきありがとうございました
CHINQUE TERRE monterosso [★旅 イタリア★]
世界遺産
ポルトべネ-レ、チンクエテッレと小島群
チンクエテッレchinque terre とは イタリア語で ”5つの土地” という意味をもち
リグーリア海岸にあるmonterossoからriomaggioreまでの5つの村の総称です
(モンテロッソ、ヴェルナッツア、コルリニア、マナローラ、リオマジョーレ)
ここからportovenereまでの海岸線は現在は国立公園になっており
11世紀に要塞都市としてできたこれらの村々は、当初交通手段が船しかなかったため、
陸の孤島として独自の文化を築き
入り組んだ入り江と切り立った崖といった自然と、そこに張り付くようにたたずむカラフルな町の景観が美しい
イタリア有数の観光地となっています
(イタリア政府観光局サイト、現地パンフレット参照)
ミラノを出た列車はジェノヴァを過ぎると車窓が海岸線に変わり
海沿いに点在するポルトフィーノ(ディズニーシーのモデルになった町の一つ) ラッパロなどのリゾート地を経て
いよいよチンクエテッレの中で一番ジェノヴァ寄りの町 モンテロッソ駅に到着しました
一番目の宿泊地です
駅を降りると目の前に海沿いの遊歩道が続き、砂浜の海岸線にはずらっとパラソルが並びます
チンクエテッレの5つの町のなかで此処モンテロッソには唯一砂のビーチがあり、
宿泊施設が少ないチンクエテッレの中では宿も比較的とりやすいとのこと
海岸線を歩いて右下の写真のトンネルをくぐると旧市街サイドに到着します
モンテロッソに着いたのは3時過ぎだったし、日が長い夏の時期なので
隣町のベルナッツアにも見学に行くつもりでしたが
すっかりモンテロッソで腰を落ち着けてしまいました
ワインバーでおつまみに出たカッぺロが気に行って
お店の人に聞くと、花だとのこと???
どうもケッパーの花のつぼみ(実?)のようでした
(真中の海の写真の4枚は娘の撮影です)
夜10時近くなり旧市街も暮れてきました
続く
移動通過点 (ミラノ) [★旅 イタリア★]
パリからミラノまでは1時間半の旅
ミラノリナ-テ空港到着は8時45分
12時10分にはミラノ中央駅から列車でモンテロッソに向かう予定
今回荷物を機内持ち込みだけにしたので空港は早々に飛びだせた
残された時間は3時間ほど
同行した私の妹はイタリアが初めてなので せめてドウモだけでもと思う
幸いリナ-テ空港のほうが市内へのアクセスはよくバスで30分ほど
とにかくバスでドウモ近くのサンバビラ広場まで行くことにした
空港待ちのタクシーの数多の誘いを振り切って バス乗り場を探しドウモに行きたいと聞くと
目の前から出るという
tabacchiで1.5ユーロのチケットを買う(安い!)
地下鉄も共通とのことなので、中央駅までの移動用のものも合わせて購入
バスに飛び乗る
ミラノってこんな町だったかなと車窓を眺めながら思い出の引き出しを探っているうちに
ドウモらしきものが見えてきた
若干降りるタイミングを間違えて裏側からのアプローチになった
この後の列車の時間も気になるし なんだか初めて来たときほどの感激もないが
それでもざっとドウモとビットリオエマニエル2世アーケードを見学し
今度は鉄道駅目指して地下鉄に乗った
ミラノ中央駅は大きな駅だとは聞いてはいたが、広いし規模も装飾も立派
そして大きな駅の常だがものすごい人でごった返していた
事前にチケットはネットでとってはいたのだが、
よく確認せずに来てしまったので乗る前にバリデーションが必要なのかが不安で聞いてみないとならない
その辺の駅の人らしきものに聞くと とにかくそれを確かめるにもチケット売り場に並べと言われる
そしてそこには長蛇の列
こんなに混雑してるのに係はのんびりとしたもの
日本だったらこんなに並ばせたりせず、係を増やしたり作業を急いだりするはず
フランスそっくりだなと毒づきながら並ぶこと30分以上
番が来て聞いてみると ものすごくにこやかにその必要はないのでそのままホームに行けと言われる
なーんだ がっくり
バリデーションが必要なのはパスだけで区間乗車券は必要なかったのに・・・思いこみは怖いものだ
慣れないことなので必要以上に用心深くなるし、第一自分の言葉が怪しいし 故に無駄な動きも多い
ホームに来て今度はチケットに刻印ができ無くてまた焦るが
今度はそばにいた車掌さんがすぐ対応してくれて助かった
ぎりぎり時間にまにあった
かなり綱渡りな雰囲気だったが でもこんな焦ったりの時間が妙に思い出深く残るものだ
フランスのTGVでは予約した席に違う人が悠々と居座っていたことがあったし
先ほどの大雑把なのんびりした様子からも疑り深くなっていたが
今回はそんなこともなく無事に自分の席に落ち着いた
モンテロッソまでは3時間弱 途中ジェノヴァでニースから来た娘が乗り込んできて無事車内で会うことができた
車窓も海岸線に変わりいよいよチンクエテッレが近い
続く