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★旅 南France 2013★ ブログトップ
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マルセイユからジュアンレパンヘ [★旅 南France 2013★]

今回の旅行、いくつか楽しみにしていることがありましたが、
これから向かうジュアンレパンでの屋外ジャズフェスティバルもその一つでした
8時から始まるので夕方のTGVで向かおうとマルセイユ駅にやってきました

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列車が入線してきます



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私たちが乗る予定のニース行きもスタンバイしていました



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ところがどうもみなさんあわただしい様子です
よくよく掲示板を見てみると、どうも遅れが出ている模様



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駅員さんはというと、、、こんな様子
一事が万事こんな雰囲気で、いつになったら出るのかとか、聞いてもらちがあきません

せっかく席も取ったし、そのうち出るかもしれないので、座席に座っていますが、
確実な情報がなかなか得られない中、皆それぞれの決断で違う列車に乗り換えたり
動きがまちまちです
聞きに行ってくれた娘をじっと車内で待っているうちに、
冷房が切られてかなり蒸し暑くなってきました
時々車内灯が消えたりもします

電車自体の電気系統がダメなのかな?と思っていたら、
これはフランス流のやり方だと、、、娘
はっきりしたことを言わないので、あとは待つのも鈍行に振り替えるのも自分次第
ただこれは、あきらめろというサインかもとのことなので、



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仕方なく鈍行に乗り換えて、予定以上の時間をかけて



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やっとジュアンレパンに着きました
フランスのTGV、以前乗ったときは、予約した席に違う人が陣取っていたり、
あれこれトラブルに会うことが多いです
あの駅員さんの、やってられれないといった感じの態度が、ほんとすべてを物語っています

TGVは値段が時期によってくるくる変わり
料金が安い券だと遅れても払い戻しがなかったりするそうですが、
払い戻しができる場合でも窓口ですぐにできるわけではなく、
専用の封筒で書類を送って申し込みをしなくてはならず、またそれがすぐに受け付けてくれなくて
ほんとに面倒がかかります
ポストの仕事ぶりにも少々疑問がつくし
なんでもきちんとした国からすると考えられない対応に驚きが隠せませんが、
これに堪えないと暮らしてはいけないとのこと

何はともあれ、散々遅れてやっとたどり着きました




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町中に貼られた、ウェインショーターのポスターが、呼んでいました
気ばかりが焦ります
こんなことなら前日入りする予定にすればよかったです
荷物をホテルに置いて、息つく暇もなくすぐに会場に向かいました



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海辺の松林の中に作られた開放的なステージ、椅子は簡易なものですが、
みな自由出入りしながらそばで売っているビールなどを片手に楽しんでいます
すでに演奏はスタートしていました
余裕をもって会場入りして待つつもりでしたが・・・


入り口で大きなカメラは預けるように言われ、取り上げられてしまったのですが、
中に入ってみたら大きな一眼レフで、写真撮ってる人が客席にたくさんいて
彼らはうまく受付を抜けたんですね
ということで携帯で一枚

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以前娘はここで、ハービーハンコックと、ウエインショーター、マーカスミラーのトリオを聞いて大感激し、
ぜひ次回は一緒にと誘ってくれたのでした

キースジャレットなど初め、豪華な出演者のわりに入場料は、38ユーロからと安いのも魅力です

今回の大御所、ウェインショーターのサックスは、
彼のお気に入りの若い面々と組んでゆったりしたものでしたが、
さすがに生音の響き、海外のこの海岸で聞くという状況も手伝って大感激でした

続いて登場したウェイトンマルサリス、大所帯で素敵な音を作ってくれました
あまりジャズに詳しくない私が聞いても、
マルサリスのトランペットの音は、まるでほかの人の音色と違います
ウェインショーターグループののピアノが飛び入りしてのセッションは、
お互い刺激的だったのか、すごい緊張感が一気にまして、こちらもとても心に残りました

南仏は夏に各地でジャズフェスティバルが行われ、
ここジュアンㇾパンのほか、ニースでも行われるそうです


ここでのステージが終わるとミュージシャンたちは町のジャズバーなどに繰り出して、
飛び入り演奏などもあるとのこと
終わった後も、どこのカフェなどものすごい活気であふれかえっていましたが、
ここに来るまでのごたごたで疲れ切って、そこまで参加不可能だったこと、
その爆発的なエネルギーの様子を写真の一枚すら撮れなかったのは
今思い返すと残念でした


たぶん外国の海岸沿いのステージで、ジャズを聴く機会など、もうないと思いますので、
ここに来るまでは大変でしたが、それも含めて、とても良い思い出にはなりました

























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マルセイユ 5 [★旅 南France 2013★]


前回記事にはたくさんのご訪問いただきありがとうございました
復活祭のチョコレート、せっかくなので昨日の当日に魚の形のものをいただいてみました
中までぎっしりチョコではなかったですが、
おもりのためか下の部分はかなりチョコで詰まっていました
おいしかったです
フランスでは復活祭の翌日の今日まで休日となっているようですが・・・


そのフランス、南仏マルセイユに話を戻します

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旧港そばにはダリのオブジェのほかカラフルな動物もいました


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そろそろ食事時です


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本当はマルセイユに来たらブイヤベースをと思い、娘にいろいろ調べてもらっていました
シェフォンフォンや、ミシェルが候補でしたが、
昨夜は昼に食べ過ぎで簡単なものにしたので、このランチが勝負です

ただ、ここで旅先で土地のものを食べたい派の私と
その時の気分で自分が好きなものを食べたい派との意見が食い違い
ホテルの方の、今の時期はブイヤベースは熱いですからピストゥがお勧め、
せめてスープドポワソンですねの一言が決め手となって…こうなりました
ブイヤベースは量も多いし、時間もかかって一人前というわけにいかないです


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でも、ホテルのかたおすすめの旧港右手のレストランのスープドポワソンは大〇でした
アイユを付けたパンを浮かべて食べます
魚で取っただしが濃厚な味、(ブイヤベースは、この後に魚が別に供されます)


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カシワインも飲んで、景色の御馳走も手伝って大満足


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ちなみに好きなものを食べたい派の一皿はこちら 生肉!


ブイヤベースとおしゃる方が多かったので付け加えますが、
ブイヤベースには "ブイヤベース憲章" というものがあり、
マルセイユ近郊で取れたカサゴやほうぼうなどの魚を最低四種類は入れるとか、
スープとは別に供される魚は手早く仕上げ、客前でサーブされること
などの作り方の決まりなどがあって
どうせいただくならこの憲章加盟店がいいとのこと
Miramar,Chez Fonfon, Le Rhul,のほか、
フランスのサイトでは加盟店ではないもののMichelが人気とのことでした

(ただ、日本の魚を食べなれた基準であちらの魚に向き合うと、隔たりがあるとは娘の意見で、
彼女もあまり積極的にはブイヤベースに乗ってはいなかったので、形成は甚だ不利でした)



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食後はプチトランで



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丘の上に立つノートルダムドラバジリカ聖堂へ向かいます


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かなりの上り坂


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マルセイユっ子に母と慕われる教会の最上部に立つ聖マリア像の後ろ姿が大きくなってきました


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船乗りさんたちの感謝の言葉が壁一面に張られています


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マルセイユの町が一望できました
遠くに、船で訪れたイフ島も見えています


旧港の海に向かって右手の丘の上にある、古くからの風情が残るパニエ地区、
郊外にあるるコルビジェの団地、港のそばに最近できた美術館などまだ行きたいところはあり
心残りですが、この景色を胸にしまって次に向かいます



ただそこで問題発生!
続きます→












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マルセイユ 4 (イフ島へ) [★旅 南France 2013★]

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マルセイユの沖合にあるイフ島


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16世紀に要塞が築かれて以来、17世紀からは、牢獄として使われたchateau d’If


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主人公ダンテスが無実の罪に問われて投獄され、復讐を誓う
アレクサンドルデュマの小説 "モンテクリスト伯" の舞台です



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格子がはまった小さな窓しかない部屋が並び、
上には収監されていた人名や、時期などの説明板がついています
娘が読んで解説してくれましたが、よく聞いていなかったので、
どこがなんだか後ではわからなくなってしまいました



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ちょっとダンテスの気分で外を眺めてみたり…


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屋上からは、マルセイユの町が遠くに見渡せます


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船はイフ島を後にし、近くのフルーリ島で多くの海水浴客を降ろし
再びマルセイユの港へと向かいました
このいい天気、時間があるなら、多くの人と同じように海水浴してみたかったです



さて話は変わりますが、
マルセイユ名物、土産というと皆さん何を思い浮かべられるでしょうか?


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小さな船をかたどったマルセイユ菓子 ナベット
船乗りの守護神として慕われている聖マリアの儀式(2月2日)にいただくそうです
長く日持ちがするので、船乗りが常備するお菓子とのこと
残念ながらこれは違う店の物ですが、
旧港そばのFour des navetteというお店が一番歴史が古いそうです


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そしてマルセイユといえばパスティス
これは旧港そばの、パスティス専門店で買いました(量り売りもあります)
これのためにチェイサー用のビンとグラスをリルシュラソルグの市場で買ったのですが
味は?,,,おいしいと即答はしかねます
プロバンス地方では皆食前にこれをぐいっと行く、なじみ深いものだそうですが
やはりあの気候風土とマッチしているんでしょうね
皆さんは飲まれたことはあるでしょうか

パスティスとは、
もともとは、19世紀フランスの芸術家たちに愛飲されたものの、
中毒や、幻覚などが起きるとして1915年に禁止になった、
二ガヨモギを加えて作る、薬草系リキュールの "アブサン" の代替品として
その製法を改良して作られた物


マルセイユ産のスターアニス、リコリス、フェンネル等のハーブにより風味付け、
アルコール度数、45度以上、1リットル当たり2グラム以上のアニスが入ったものが
パスティスドマルセイユといわれるそうです


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そして忘れてならないのがマルセイユ石鹸
マルセイユでは、石鹸の原料となる、
天然のオリーブ油、パーム油
塩や、バリラ(アルカリ性海藻灰)
が豊富で、古くから石鹸製造がなされてきましたが

17世紀にルイ14世が、粗悪な製品をのぞくために厳しい製造基準を設けて
マルセイユに石鹸製造独占を認める法を定めて以来、良質の石鹸で有名となったそうです
石鹸素地の72%以上の油分と定められているためか、石鹸に72%の文字が見えています

様々な香り付けされた石鹸、重いですがついつい買い込んでしまいました







こちらの桜の開花予想、25日ごろとテレビでやっていましたが
寒い日が続いていたので一気に春が来る感じですね
六義園の枝垂れ桜の様子も見に行かなければ。。





季節違いの記事にお付き合いただきありがとうございました



















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マルセイユ 3 [★旅 南France 2013★]

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今日も天気はよさそうです


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旧港前から内陸へ続くカヌビエ―ヌ大通り沿いにオフィスツーリズムはあります
いろいろ特典が多いマルセイユシティーパスを購入




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マルセイユは安全面で気を配った方がいいらしく
カメラや携帯をひったくられたりという危険もあるので、やたらとあちこち撮るなとくぎを刺されていますが
トラム駅まで歩く途中で隙を見て何枚か・・・




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1本入ると急に雰囲気が変わる通りもあるとのことでしたが
まあ人通りが少なくて少し暗いという感じくらいです
でも、海外でいつも色いろなことに警戒しながら緊張して暮らしている娘の感覚と
物見遊山でつかの間訪れた自分との意識とはちがうんだということは、娘の様子から感じました




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トラムで目的地の最寄り駅につきました
パスでトラムは乗り放題です




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ロンシャン宮です




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ここには美術館が併設されており、エクスアンプロバンスのグラネ美術館で見た印象派の企画展の
もう一つの会場になっています
先ほどのシティーパスで割引になりました



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ホームページから画像お借りしました
モネが描いた松の絵もあります
ゴッホの絵の題材をピカソが描いたり・・・等々




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再び旧港に戻ってきました
イフ島行きの船に乗るためです


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港を出ると海上からサンジャン要塞



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サントマリーマジョール大聖堂




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かわいらしい灯台等を望むことができました



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だんだんマルセイユが小さくなってきました
間もなくイフ島に到着です


次回に続きます→








こちらでは久しぶりにおだやかな晴れの休日となりそうです
よいお休みの日をお過ごしくださいますよう…
ご訪問いただきありがとうございました



















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マルセイユ 2 (旧港の朝) [★旅 南France 2013★]




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マルセイユ旧港の朝です
旧港を望んでそれを取り囲むようにこの字型に通りがあるので、少しだけ歩いてみました




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朝早くから船のメンテナンスも行われているようでした





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ここはイフ島へ行く船の発着所ですね
後で乗るので時刻表を見ておきましょう




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港の正面に戻ってくると漁船がついて市場の準備が始まっていました




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働く方々、かっこいいですが




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写真を撮っていいかを聞いても、まあ好きにすればみたいな感じで
去年行ったヴェネチアの魚市場の、モデルにまでなってくれた陽気なイタリアの方とは対照的です
まあそれが逆にフランス人ぽいですね・・・。。
この長靴スタイルのおじさまも存在感ありました




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素敵な旧港の朝でした




朝ごはんを食べたらオフィスツーリズムに行き
トラムやミニバス、イフ島行きの船、美術館の割引などが有効なチケットを買い、
まずはロンシャン宮殿にある美術館に向かうことにしました









話は映画のことに変わりますが、アカデミー賞が決まりましたね
作品賞の "それでも夜は明ける"
公開が、予定より早まって先週末からとなりました
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人種差別が題材の映画は、今までにも"カラーパープル” ”ヘルプ" など名作がありましたが、
その仲間入りでしょうか

プロジューサーのブラットピットが、終盤でちょこっと登場しておいしいセリフを述べています

監督のスティーブマックイーン氏は英国出身、
ビデオアート作品でターナー賞受賞の芸術家でもあり、写真も手掛けられるようです

なるほど、極端に寄った画が多用されたり、前ボケのものがあったり、
前シーンの音が次に残ってかぶったり、
進行も時系列に沿ったものでなく、ばらばらのシーンが、あちこちにちりばめられて
戻ってきて重なってきたり・・・多重露光のような・・・そして音が効果的に使われていて
内容は重いですが、撮り型がとても素敵だなと感じました

老人の弔いで皆が歌う場面があったのですが、その歌声が妙に心に響いて
彼らの魂の叫び、不条理さとが重なって胸に迫ってきました

最後、主人公は救われるのですが、残された多くのほかの奴隷たちのことを思うと、
"それでも夜は明けない"よな・・・という思いが残りはします

実話だそうです
数百年前の負の歴史の1ページです

よろしければご覧になってみてください


主演男優賞の マシューマコノヒーの "ダラスバイヤーズクラブ" も気になっています
受賞スピーチで、自分にとってのヒーローは "10年後の自分" と言っていた彼
役者さんの言葉もまた素敵ですね



皆様のところに伺うと、早々ともう確定申告終わったというお話を続けざまに目にしていて、
内心焦っていましたが、何とか終了
昨年は期日最終日提出だったので少しはましでしょうか


梅、河津さくらの素敵な画像を目にする機会が増え
春が近いのを感じます。。。
気候不順でもありますので、私のように厄介なものにかからないようお元気でお過ごしください



ご訪問いただきありがとうございました



























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マルセイユ近郊の小さな港町 3 カシ  [★旅 南France 2013★]



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カランクめぐりの船は港に戻ってきました
カシの町、海岸通りはとてもいい雰囲気ですが



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1歩裏に入っても素敵な路地がありました
観光地らしく、道にテーブルを並べたレストランがいっぱいです



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来た時には強い日差しがまぶしかったですが・・・



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だいぶそれも弱くなってきました
お土産を買ってバスでマルセイユまで戻りましょう





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マルセイユまで戻ってみると、旧港は、茜色に染まっていました






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こちらはカシでお土産に買ったワインです
マルセイユの名物料理ブイヤベースに、カシワインは定番だとのこと

Appellation Cassis Controlee (右)
カシにも原産地統制呼称AOCのワインがあります

AOCとは
フランスの農業製品、ワイン、チーズ、バターなどに与えられる認証で
製造過程や品質検査によって特定の条件を満たしたものだけに与えられる品質保証とのこと
ワインの場合はその産地内のブドウを100%使うとか、
品種やアルコール度数、1ha当たりのブドウ栽培数が限られていたり、
樹齢は5年以上だとか諸々の規定を満たしたもので、
最終的には試飲検査に合格したものが得られる呼称だそうです


Appellation 原産地名 Controlee

ワインのラベルにはこの表示
原産地名が地方、地区、村名、畑名と小さくなるにしたがって条件は厳しくなって行きますね


南仏にもAOCワインはこのカシのほか、ニースのべレワインなどがあり
日本ではあまり見かけないですが、いいものが隠れているようです







ご訪問いただきありがとうございました

















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マルセイユ近郊の小さな港町 2 (カシ、カランクへ) [★旅 南France 2013★]

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海沿いの道をそぞろ歩くのは心地よいのですが、喉も乾いてきましたし、お昼もまだでした



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海に面して並んでいるレストランのどこかで



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まずは何かいただくことにしましょう



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港の景色を眺めながらの海の幸は、




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ご当地ワインkassisのロゼとよく合いました



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お腹もいっぱいになりました
そろそろカランクめぐりの遊覧船の出る時間でしょうか



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ボーダーがお似合いの船長さん、
英語を交えながら解説をしてくれたブルーのポロシャツ姿の方の船に乗ることになりました




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かわいい港を後にして出発です



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沖に出ると、ヨットや



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個人のクルーザーにも出会います




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入り組んだ地形の奥にある浜辺では海水浴や舟遊びをする人々でいっぱいです




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calanque カランクは 岩に囲まれた湾、入江の意味
マルセイユから南東方向にあるカシまで20キロにわたって続く
氷河期に浸食された石灰岩の切り立った断崖絶壁と、入り組んだ入り江の風景が特徴的な海岸線です


白い絶壁と澄んだ青い水が見どころですが、
説明してくれた方によると、今回はプランクトンの関係でそこまでの美しさではないとのこと
それでも十分に水はきれいです


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ちょっと意外な感じがしましたがたくさんの松があります 
松はフランス語で pin  
この後の日程で訪れる Juan les pins ジュアンレパン という地名にも使われるくらいで
南仏では珍しくないようです
切り立った崖の陰には小さな洞窟もあって、そこに近付いて行く子船を見かけたりもしました



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自然の力で作りあげられた入り組んだ地形・・・青空に切り立つ白い絶壁が印象的でした



カランクにはマルセイユからもカシからも遊覧船が出ています
カシからの遊覧船は3か所の入り江をめぐる45分のものから9か所をめぐる1.5時間のものまであり
我々は5か所1時間のコースにしましたが、途中の入り江で降りてみたかったようにも思いました

又、夏は高温で行けないようですが、
ハイキングコースを歩いていくつもの入り江をめぐることもできるとのことです

ここは昨年訪れたイタリアのチンクエテッレと同じで、海からと陸からの楽しみ方があり
こんな駆け足観光でなく、本来は長期に滞在してゆったりと両方を味わうところなのでしょう

それでもマルセイユからわざわざではありましたが、このかわいらしい港町と海の自然は
多くのフランスの方々のお勧め通りの素敵なところでした




下のサイトにハイキングコースからの眺めの写真が真ん中下あたりに何枚かありますので
高所からの視点でここをご覧になりたい方は、参照されてみてください
カランクめぐりの遊覧船の料金などの情報も載っています
探して調べるのが大変でしたので、もしこれから行かれる方がいらしたら・・・と思い一応のせておきます







http://www.calanquesdecassis.fr/en/







ご訪問いただきありがとうございました













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マルセイユ近郊の小さな港町 1 (カシ)  [★旅 南France 2013★]

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マルセイユを出たバスは一時間ほどで、カシの町の中心部の港付近から少し離れた内陸にとまりました
道端に飾られた花が光を浴びて元気です


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田舎道を歩いて行くと



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人通りが増え、海が見えてきました





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マルセイユ近郊の小さな港町 カシです




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プロヴァンスの代表的な詩人ミストラルが
「カシを知らない者は何も知らないのと同じ」と言っているそうですが
プロヴァンスに住む人々が最も好きな港町としてあげるところだそうで
なるほど、船がとまった小さな港はとてもかわいらしい光景です




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その港の前にはレストランのテラスが軒を連ね、




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皆が心地よい潮風を味わっていました








いつもご訪問いただきありがとうございます
土日休むつもりが一日多く休んでしまいましたが、またよろしくおねがいします



この土日、習い事の集中講習があって朝から弁当もちで出かけるというなれないことをしたせいか
途中で、スイカ機能のあるカードが入ったパスケースを落としてしまい、
中に運転免許証も入っていたので、どれだけ自分がぼんやりなのか嘆かわしく、落ち込んでいましたが
なんと昨日、警察署から電話があって届けてくださった方がいらしたとのこと
しかも、名前も明かさずにお礼などもいらないとおっしゃっていたとのことで・・・
ありがたいやら申し訳ないやら・・・

いつかきっと自分も誰かの役に立ちたいなとしみじみ思いました
落し物が帰ってくる率が高い街・・・との言葉もありましたが・・・
ほんとそんな街に暮らせてありがたいことでした

自分が困った時は人の親切がより身にしみますが
普段から、心がけたいものだと感じました





あたたかくなったり、また寒さが戻ってきたり、体調を崩しやすいところに
インフルエンザも流行してるようですね
お互い元気に過ごしましょう




ご訪問いただきありがとうございました
























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マルセイユ 1 [★旅 南France 2013★]

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マルセイユ駅、


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駅舎前の広場はテラスになっていて、そこからは町が一望できます
マルセイユには、以前乗り換えで一度降りたことがありましたが、
町まで行く時間がなく、駅のここから眺めただけでした
今回ははるか遠くに見える教会にも行ってみましょう



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目の前にある大階段を下り歩いて行けば、近くにホテルを取った旧港まで行くことができますが、
マルセイユは治安が悪く、特に駅付近があまりよくないとのことですし
タクシーも信用ならないし乗るほどの距離でもないので


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地下鉄を使うことにしました
カメラを常時前に持つなとか、所構わず撮るなとか、アイフォンを道で出すなとか
いろいろ娘に細かく言われるので、緊張しながら一枚


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旧港そばの駅で降りて、近くのホテルに荷物を預けます




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旧港付近は観光客も多く、明るくて




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とくに治安が悪い感じはしませんでした
ここでゆっくりしたいところですが・・・

マルセイユに来たのは、娘の友人たちが口をそろえて勧める観光地 カランク に行くのが
大きな目的の一つでしたので、まずはそこを目指すことにしました



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再び旧港から地下鉄に乗って2駅先のcastellaneというところまで行き



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そこからM8便のバスでカランク観光の起点となる 港町カシ に向かいます




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1時間ほどバスに乗っているとこんな風景の山道となり



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遠くに目的の港町が見えてきました








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列車でマルセイユへ [★旅 南France 2013★]

中断していた南仏旅行の記事をを再開したいと思います
よろしくお願いします


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リュベロン地方のそれぞれに味がある村をめぐり


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季節のラベンダー畑にも満足したので
次の目的地に向かいます



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エクスアンプロバンス駅です
マルセイユまではバスでも行くことができますが、列車にしました




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待合室で、それぞればらばらにいすに座っていると
4才くらいの女の子の姉妹が近づいてきて私に何か話してきました
フランス語が分からないとだけ言ってみたのですが
一度ママのところに帰ってもまた来ます
仕方ないので娘に聞いてもらったら、近いうちに日本に行くのを楽しみにしていて、
日本人に話しかけてきたようでした
3人日本人はいたんですが、一番私がそれらしかったということでしょうか?



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改札はないのでキップをこの機械を通してで刻印するだけです
刻印し忘れたのが見つかると罰金だと聞かされているので、発車まで時間がまだありますがすぐやりました


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片道7.6ユーロでした
券売機はあちらのカードしか通用しなかったり、小銭でないと受け付けなかったりするので、
結構切符を買うのはハードルが高いです


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ホームは反対側でしたので高架橋を渡りました
こういうことがあるので荷物は大きなスーツケースは避けて、コンパクトにまとめるようにしています


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車内はがらがらでした



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40分ほどでマルセイユ駅に到着です



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前記事にはたくさんのコメントをいただきありがとうございました
私もみなさんのところでコメントしてるはずなのに、なぜか消えていることが何人かの方のところであって・・・
なぜなくなったの?・・・記憶違い?・・・なんてちょっと気になるこの頃です




寒い日が続きますね
センター試験の受験生たち、寒さに負けずに頑張ってほしいですね
みなさんもノロとかにやられないよう元気でお過ごしください




ご訪問いただきありがとうございました















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